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インド株・ETFを買うならどの証券会社がお勧めか徹底比較してみた【楽天証券・SBI証券・マネックス証券】

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どうもこんにちは!ファイナンシャルプランナーのtakaです。

現在、日本からだとインド株式市場の株を購入することは出来ません。ですが、ごく一部のインド株はADRとして米国の取引所で購入することが出来るため、楽天証券やSBI証券でも買えるようになっているのです。

同様に株の詰め合わせパックであるETFも、数は非常に少ないですが米国の取引所で扱っているため、日本の証券会社で買えることができます。

で、ここで疑問になってくるのが「どの証券会社で買うべきなのか」ということだと思います。やっぱり手数料は安ければ安いほどいいですし、出来れば定期買付などの便利なサービスが用意されている方が使いやすいからですね。

ということで、この記事ではインド株やETFを買う場合、どの証券会社が一番おすすめなのかを徹底比較していきたいと思います。

ちなみに、全部の証券会社で比較すると時間がかかりすぎてしまうので、トップ3といっても過言ではない楽天証券とSBI証券、そしてマネックス証券の3つに厳選して比較して行きます。

これからインド株やETFを購入しようかと考えている方にはかなり役立つ内容になるかと思いますので、是非チェックしてみてください。

また、今回の内容はYoutubeの方でも解説していますので、読むのが面倒くさいという方は動画でチェックしてみてください。

それでは、いきます。

売買手数料を比較

株の取り引きをする上でとても重要なのが手数料の高さです。当然、手数料は安ければ安いほどいいです。

ということで、まずは米国株の扱いと同じであるインド株式の売買手数料を比較していきますが、これについては何と3社とも全て同じなんですよね。約定代金の0,495%が売買手数料となっていて、上限が22ドルということで共通しています。

【売買手数料の比較表】
楽天証券
SBI証券
マネックス証券
約定代金の0,495%
(上限が22ドル)

つまり、インドの個別株を買う場合においては、売買手数料はどこも同じなので気にしなくていいことになります。

ちなみに、売買と呼ばれる通り、買う時と売る時で両方手数料が取られます。例えば10万円でインド個別株のタタ・モーターズを買った場合は大体500円の手数料がかかり、そして売る時も500円の手数料がかかります。つまり買って売ったら約1,000円の手数料がかかることになります。

で、手数料の上限は22ドルということで、日本円で50万円くらい一気に買った時に上限になって、その金額を超えても手数料は変わらないということですね。

ただ、確かにインド個別株(ADR)の場合は手数料は3社とも同じなのですが、インドETFである「EPI」に関しては買付手数料を無料にしてくれている証券会社もあるのです。

その証券会社はSBI証券とマネックス証券です。残念ながら楽天証券は無料にはなっていません。

つまり、SBI証券とマネックス証券でEPIを買うと、買う時の手数料はタダになってくれるんですよね。もちろん売る時は手数料はかかりますが、インドETFを買っている人は小額で積み立てでやっている人も多いと思いますので、この買付手数料がゼロというのは凄く大きいです。

売買手数料まとめ

インドの個別株(ADR)を買う場合はどこも変わらない。
ただし、ETFを買う場合はSBI証券とマネックス証券の買付手数料がタダになるため、一歩リードしている。

為替手数料を比較

次に為替手数料を比較してきたいと思います。為替手数料は各社で結構仕組みが違っています。

為替手数料って何?

例えばインドの株とETFは米国の取引所で米ドルで購入しますので、米ドルを持っていないといけないのですが、最初の時点ではドルを保有していませんので、円貨決済として円をドルに換える作業が発生します。

この円をドルにしてインド株を買う時、そしてドルを円に変えて売却する作業に対して証券会社の手数料がかかってしまいます。これが為替手数料という訳です。

この為替手数料が楽天証券だと1ドルに付き25銭かかるのです。

持っている株を外貨決済で売却してドルのまま保有する場合は、特に円に換えているわけではないので、この手数料はかかりません。

ちなみに、2021年10月時点での為替手数料をまとめた表がこちらになります。

【為替手数料の比較表】
楽天証券25銭
マネックス証券買付時:0銭、売却時:25銭
SBI証券(通常)25銭
SBI証券
(住信SBIネット銀行で買付)
4銭
SBI証券
(住信SBIネット銀行で外貨積立)
2銭

で、1ドルに25銭の手数料って実際にどのくらいのコストになるのかというところですよね。実際に今の日本ってこの銭という単位で取引することって日常生活ではほぼないですからあまり想像が出来ないという方がほとんどだと思いますが、例えば1,000ドル、日本円だと約11万円分のインド株を買う場合は250円の為替手数料がかかるということですね。

売って円に戻す場合も同じ手数料がかかるので、楽天証券だと合計500円の手数料となります。

次にマネックス証券の為替手数料ですが、こちらは現在のところ買付時の手数料がゼロ円となっています。売却してドルを円にする場合は25銭かかりますが、円をドルにする作業に手数料がかからないというのは大きいです。

1,000ドルのインド株を買って、売って円に戻した場合のマネックス証券の手数料は250円ということですね。単純に楽天証券の半分で済むということになります。

ただし、この手数料は定期的な見直しがあり、その結果有料に戻ることもあり得るとのことです。次回の見直しで、もしかしたらゼロ円ではなくなってしまうかも知れません。

そしてちょっと複雑なのがSBI証券です。SBI証券内で普通に売買すると25銭の手数料がかかるので、楽天証券と同じになりますが、実はSBI証券は住信SBIネット銀行と連携していて、この住信SBIネット銀行で米ドルを取引した場合の為替手数料が驚異の4銭なのです。

楽天証券の6分の1ということで、めちゃくちゃ安いですよね。しかも外貨積立ならその半分の2銭になってくれるので、SBI証券で定期的に買っていきたい場合はこの外貨積立を利用することでかなり手数料を浮かすことが可能となっているのです。

具体的に計算すると、住信SBIネット銀行で1,000ドルを買う場合は40円、外貨積立なら20円の手数料となり、将来的にインド株を売ってドルを円に戻す時は40円の手数料で済むことになります。

合計すると、普通に売買するなら80円で、積み立てを利用するなら60円の為替手数料ということになります。めちゃくちゃ安いですよね。

ちなみに住信SBIネット銀行で買ったドルをSBI証券に移動する場合は手動でやることになります。自動で出来ないのは残念ですが、この手数料の安さを見たら1ヶ月か2ヶ月で手動で移動するくらい、まあ良いかという感じになりますよね。

為替手数料まとめ

SBI証券と住信SBIネット銀行の連携技が圧倒的にお得!

日本株の取引手数料を比較

インドETFの中には「NFインド株(1678)」もあり、こちらを買おうとしている方も多いと思いますが、東証に上場しているETFなので、日本の個別株と同じ手数料を払うことになります。

日本株の取引手数料は2021年10月時点ではこの表のようになっています。

【日本株の取引手数料の比較表】
約定代金楽天証券SBI証券マネックス証券
5万円55円55円110円
10万円99円99円110円
20万円115円115円198円
50万円275円275円495円
100万円535円535円1,100円

基本的に楽天証券とSBI証券が同じ手数料となっています。

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NFインド株を買う場合、楽天証券かSBI証券のどちらかで購入するのが一番リーズナブル!

個別株(ADR)の数を比較

インドの個別株はADRとして米国の取引所で購入することが出来ますが、まだまだ全然数が少ないのが現状です。

3つの証券会社で取り扱っているインド個別株を見てみるとこんな感じになっています(2021年10月時点)。

【証券会社ごとのインド株(ADR)の数を比較】
楽天証券(10銘柄)SBI証券(8銘柄)マネックス証券(8銘柄)
ドクター・レディース・ラボラトリーズドクター・レディース・ラボラトリーズドクター・レディース・ラボラトリーズ
HDFCバンクHDFCバンクHDFCバンク
ICICIバンクICICIバンクICICIバンク
インフォシス・テクノロジーズインフォシス・テクノロジーズインフォシス・テクノロジーズ
タタ・モーターズタタ・モーターズタタ・モーターズ
ウィプロウィプロウィプロ
シフィ・テクノロジーズベダンタベダンタ
WNSホールディングスサイファイ テクノロジーWNSホールディングス
マハナガー・テレフォン
レディフ・ドット・コム・インディア

楽天証券会社で10銘柄、SBI証券とマネックス証券で8銘柄を取り扱っています。

被っている銘柄が多いですが、証券会社によっては買えない銘柄もあります。これについては先ほど比較した手数料はこの際無視して、自分が欲しいものがある証券会社で買えば良いという感じで全く問題ないです。

欲しい銘柄がかぶっている場合は手数料が安い証券会社を利用した方がもちろん良いですが、一つの証券会社に縛られることなく、臨機応変に証券会社を使い分けていった方が良いかなと思います。

証券会社の使いやすさ

証券会社の使いやすさも、選ぶうえで重要な要素になりますので、この点もちょっと比較してみたいと思います。

【使いやすさの比較表】
管理画面定期買付サービス
楽天証券◎(使いやすい!)無し
SBI証券△(慣れが必要‥)有り
マネックス証券〇(普通に良い)有り(配当金再投資サービス付き)

まず楽天証券ですが、個人的に管理画面自体は一番使いやすいと感じているのですが、自動で積立設定ができる「米国株の定期買付サービス」がないので、インド株についても手動で買わなければいけないのが痛いです。

SBI証券は管理画面自体は正直使いにくいです。私はもう長く使っているので慣れてきていますが、初見だと結構調べながら使っていました。

外国株についても別ページへ飛ばないと購入できなくなったりしてて、基本的には使いにくい作りになっているなと感じます。

ただ、SBI証券は定期買付サービスがあるので、インド株を放置で積み立てていくことができるのが凄く助かります。住信SBIネット銀行でドルを用意する場合は手動でそのドルをSBI証券の方に持ってくる必要があるんですが、それさえやっておけば買付は自動でやってくれるので、凄くありがたいと言えます。

マネックス証券は管理画面自体は普通に使いやすいです。そして米国株の定期買付サービスが導入されているので、放置でインド株を積立ていけることになります。

しかもマネックス証券の方は配当金再投資サービスもあるので、もらった分配金で自動で買い増しすることも出来るようになっています。定期買付の機能としてはSBI証券よりも一つ上という感じになっていますね。

使いやすさまとめ

どこも一長一短がある。
ただ、定期買付サービスは楽天証券にはないので、自動で積み立てをしたいという場合はSBI証券かマネックス証券を。

まとめ

最後になりますが、インド株・ETFを買う場合、どの証券会社がお勧めなのかをまとめてみたいと思います。

まず、米国の取引所でADRとして購入できるインド株については、SBI証券で買うのが一番お勧めだと言えます。

理由は、為替手数料が一番安いこと、そして定期買付サービスがあるからです。例えば1,000ドルでインド株を取引した場合の為替手数料は、楽天証券だと買いと売りの両方で500円、マネックス証券だと250円ですが、SBI証券と住信SBIネット銀行を連動させた場合は60円~80円という断トツの安さになります。

そして定期買付サービスがあるので、自動で積み立てしてくれるのも非常にありがたいです。

ただし、SBI証券に無い個別株もありますので、その場合は品揃えが良い楽天証券で買うのが良いかと思います。

次に米ドル建てのインドETFを買う場合ですが、こちらもSBI証券がお勧めとなります。

理由は、日本の証券会社で買う場合、米ドル建てのETFとしては「EPI」しかほとんど選択肢がないのが現状なのですが、このEPIについては為替手数料の安さに加えて、SBI証券なら買付手数料がゼロ円になってくれるというメリットがあるからです。

そしてSBI証券なら定期買付サービスもありますので、ほったらかしで積み立てしてくれるのも大きいです。EPIを買う場合はもはやSBI証券一択と言っても過言ではないでしょう。

そして東証に上場しているETF、例を挙げるとNFインド株については、日本の個別株と同じ扱いになるため、手数料が安い楽天証券SBI証券のどちらかで買うと良いでしょう。

個人的には、管理画面が使いやすい楽天証券が良いかなと思います。

まとめると

  • 米ドル建てのインド個別株、そしてETFについてはSBI証券(SBI証券にない個別株を買う場合は楽天証券を)
  • 東証に上場している円建てのETFについては楽天証券
    SBI証券

このように選べば間違いないかなと思います。