- 収入保障保険(死亡・高度障害に備えられる)
- 非喫煙者割引がある
- 保険料が非常に安いが掛捨て
- この商品のお勧め度:4.5
SOMPOひまわり生命の収入保障保険です。
健康割引(非喫煙者割引)があるので、健康的な生活を送る方(タバコを吸わず、血圧・BMI値が正常)なら保険料がとても安くなってくれます。
ですが、現在はFWD収入保障が圧倒的な保険料の安さを誇っており、さらに特約の中身も良いと来ています。そのため、健康的な生活を送っている方(タバコを吸わず、血圧値・BMI値が正常)はFWD収入保障を選ぶことをお勧めします。
ただし、じぶんと家族のお守りには「健康チャレンジ」という魅力的な制度が用意されており、今現在で健康割引の条件を満たしていない方に向けてチャンスを与えてくれています。
今は健康条件を満たしてないけど
- これから禁煙したいと考えている方
- これからダイエットしたいと考えている方
にとっては最も入るべき生命保険となりえますので、今後は健康的な生活にシフトしていきたいという決意がある方はぜひチェックしておくことをお勧めします。
- 優秀な生命保険を探している
- 小さいお子さんがいる家庭(20代~40代)
- 妻が専業主婦
- 夫がタバコを吸う+血圧高めor肥満気味だが、今後は健康的な生活にシフトしていく決意がある
ちなみに、お勧めの収入保障保険を見たい方はこちらのページをご覧ください。
SOMPOひまわり生命の収入保障保険「じぶんと家族のお守り」の保障内容
SOMPOひまわり生命の「じぶんと家族のお守り」の基本的な情報をまとめています。
出来るだけ分かりやすく書いていますが、よく分からない点などあればコメント等で遠慮なく聞いてきてください(^^)
保険料
契約年齢 | 非喫煙者健康体 | 喫煙者健康体 | 非喫煙者標準体 | 標準体 |
---|---|---|---|---|
30歳 | 2,380円 | 3,340円 | 3,120円 | 3,460円 |
40歳 | 2,890円 | 4,010円 | 3,770円 | 4,140円 |
50歳 | 3,180円 | 4,200円 | 3,960円 | 4,290円 |
契約年齢 | 非喫煙者健康体 | 喫煙者健康体 | 非喫煙者標準体 | 標準体 |
---|---|---|---|---|
30歳 | 2,030円 | 2,380円 | 2,440円 | 2,510円 |
40歳 | 2,340円 | 2,800円 | 2,830円 | 2,910円 |
50歳 | 2,330円 | 2,720円 | 2,750円 | 2,810円 |
健康割引について
じぶんと家族のお守りは健康割引(非喫煙者割引)が適用されます。
健康であればあるほど保険料が安くなるという嬉しいシステムです。
【非喫煙者割引】
・1年以上タバコを吸っていない
【健康体割引】
・最大血圧140未満/最低血圧90未満
・18.0<BMI<27.0の範囲内
- 非喫煙者健康体:全ての健康条件を満たしている
- 喫煙者健康体:喫煙者だが、血圧値・BMI値は満たしている
- 非喫煙者標準体:タバコは吸っていないが、血圧値・BMI値を満たしていない
- 標準体:全ての健康条件を満たしていない
保険データ
総合評価 | (4.5) |
---|---|
保険料の安さ | (4.5) |
保険金の受取方法 | ・年金受取 ・一括受取 ・一部一括受取 |
契約年齢 | 20~70歳 |
保険料の払込期間 | 45~80歳 |
保険料の払込方法 | 月払、半年払、年払 |
保険料の払込経路 | ・口座振替 ・クレジットカード払 |
特約 | 【七大疾病・就労不能保険料免除特約】 七大疾病により所定の事由に該当した場合に、以後の保険料の払込みが免除される。 条件については後述。 |
【無解約返戻金型就労不能保障特約】 障害等級1級または2級と認定され、障害基礎年金の受給権が生じた場合に、就労不能年金を受け取れる。 | |
【無解約返戻金型メンタル疾患保障付七大疾病保障特約】 メンタル疾患や七大疾病により所定の事由に該当した場合に、生活サポート年金を受け取れる。 | |
【リビング・ニーズ特約】 余命6ヵ月以内と判断された場合、死亡年金の一時支払額の全部または一部を生前に受取ることができる。 | |
ネット申し込み | 不可。対面のみ。 |
公式サイト | 収入保障保険 じぶんと家族のお守り – 特徴 | SOMPOひまわり生命 |
評価ポイント(メリット部分)
まずはじぶんと家族のお守りの「知っておきたい良いところ」をお伝えします。
- 健康的な人は保険料が安くなる・・が
- 「健康チャレンジ制度」のおかげで不健康でもかなり割安になる可能性が!
- 代理店経由ならかなり自由に設定できる
- 特約はどれも安いが、中途半端な内容かも・・
この4点は要チェックです。
健康的な人は保険料が安くなる・・が
SOMPOひまわり生命の「じぶんと家族のお守り」は健康割引が付いている収入保障保険です。
2つある健康条件を満たすほどに保険料が安くなってくれます。
【非喫煙者割引】
・1年以上タバコを吸っていない
【健康体割引】
・最大血圧140未満/最低血圧90未満
・18.0<BMI<27.0の範囲内
- 非喫煙者健康体:全ての健康条件を満たしている
- 喫煙者健康体:喫煙者だが、血圧値・BMI値は満たしている
- 非喫煙者標準体:タバコは吸っていないが、血圧値・BMI値を満たしていない
- 標準体:全ての健康条件を満たしていない
基本的には健康割引を2つとも満たしている「非喫煙者健康体」にすることで、保険料がかなり安くなります。
それは確かにメリット部分に違いないのですが、現在、健康条件を満たす場合は「FWD収入保障」が圧倒的な安さを誇っているため、じぶんと家族のお守りを選ぶメリットが少なくなっています。
もしタバコを吸わず、血圧もBMI値も適正という方は、FWD収入保障を検討することをお勧めします。
ただし、「じぶんと家族のお守り」には健康チャレンジという制度が用意されており、これのおかげでこの保険の価値がかなり上がっています。
今は健康条件を満たしてないけど
- これから禁煙したいと考えている方
- これからダイエットしたいと考えている方
という方は、じぶんと家族のお守りはかなりお勧めとなるので、できるだけチェックしておくことをお勧めします。
詳しくはすぐ下で解説しています。
「健康チャレンジ制度」のおかげで不健康な人でもかなり割安になる可能性が!
収入保障保険は「健康割引が付いているもの」と「健康割引が付いていないもの」の2種類に分けられます。
そして
このように契約することが一般的です。なぜなら、この選び方が一番保険料が安くなるからです。
ですが、そんな収入保障保険のある種の常識に対し、じぶんと家族のお守りの「健康チャレンジ」はそれを良い意味でぶち破ってくれているのです。
では、その健康チャレンジ制度とはいったい何なのでしょうか?
簡単に言うと
加入時に健康割引を満たしていなくても、加入後に健康割引の条件を満たせば健康割引が適用された保険料率に変えてくれる
というものです。
しかも、契約時にさかのぼって、今まで支払った保険料と健康割引適用後の保険料の差額を受け取ることもできるのです!
モデル)タバコを吸い、肥満な40代男性
- 「標準体」で加入。月々の保険料は4,000円。
- 1年後、禁煙に成功!ダイエットも順調。
- 2年後、ニコチン検査クリア、血圧値・BMI値も正常に!
- 「非喫煙者健康体」の保険料率へ変更。月々の保険料は3,000円に。
- 以前との月額保険料の差額は4,000円-3,000円=1,000円。
- 加入から2年間、余計に払った保険料は1,000円×24ヶ月=24,000円。
- 24,000円を祝い金として受け取れる。
- 健康とお金の両方を得ることに成功♪
これは仕組みとしては本当に素晴らしいです。結果的に健康的な生活を送る手助けをしている制度なので、個人的には非常に好感が持てますね。
この健康チャレンジ制度の存在により、これまでは
- 健康的な人
⇒FWD収入保障 - 不健康な人
⇒オリックス生命の「Keep」かアクサダイレクト生命の「収入保障2」
の2通りとなっていたのが
- 今は不健康だけど、これから健康を目指す人
⇒SOMPOひまわり生命の「じぶんと家族のお守り」
という第3の選択肢を与えてくれる存在となってくれています。これはとても前向きな選択肢なので、素晴らしい制度を作ってくれたなと本当に思っています。
そのため
今は健康条件を満たしてないけど
- これから禁煙したいと考えている方
- これからダイエットしたいと考えている方
という方にはかなりお勧めの収入保障保険と言えます。
ちなみに、「非喫煙者割引」「健康体割引」の両方を満たすとかなり保険料が安くなるので、できれば両方満たすようにしましょう。
どちらか一方だけだと、オリックスの「Keep」より少し安いくらいになってしまうので、せっかく健康的な生活を送るのであればこの際一気に変えてしまうのがお勧めです。
健康チャレンジ制度は加入から2年以上~5年以内に限られています。いつまでもある訳ではありませんので、早めの行動が必要となります。
また、非喫煙者割引を受けるためにはニコチン検査を通る必要がありますが、これは禁煙してから1年以内だと通らない可能性があるので、4年目に禁煙に成功したとしても健康チャレンジ制度の期限には間に合わないかも知れません。
なので、基本的には加入後からすぐ禁煙にチャレンジしていくのが良いだろうと思います。
個人的な意見になってしまいますが、「絶対にタバコを辞めるぞ!」「必ず痩せるぞ!」という強い決意がない人は加入しない方が良いかもしれません。
結局ダメだった場合、ずっと高い保険料を払い続ける必要がありますので。
現時点でちょっと不安を感じている方、または楽観的に考えている方(「腹を決めている状態」とは違う)はもしかしたら危ないかも知れません。
受取方法がたくさんある
じぶんと家族のお守りは保険金の受取方法として「年金受取」の他にも「一括受取」「一部一括受取」が用意されています。
毎月受取 | 満了までの間、毎月年金を受け取れる。 |
---|---|
一括受取 | 年金を一括で受け取れる。 |
一部一括受取 | 年金受取を開始して、その後に一括で受け取ることができる。 その逆も可能。ただし、保険期間中に1回が限度 |
一括受取、一部一括受取が用意されていることで、急に大金が必要になった場合(子供の入学金、大病による治療費、葬儀費用など)にも対応できるのは嬉しいです。
なお、一気に大金を受け取ると生活水準を上げてしまう可能性もありますので、一括受取は必要でない限りやらないことをお勧めします。受取総額も年金受取より減りますし。
- 一括受取をする場合、年金受取と比べて受取総額が少なくなってしまう点に注意。
- 一部一括受取は保険期間中に1回が限度。
特約はどれも安いが、中途半端な内容かも・・
この保険では特約がいくつか用意されています。
- 七大疾病・就労不能保険料免除特約
- 無解約返戻金型就労不能保障特約
- 無解約返戻金型メンタル疾患保障付七大疾病保障特約
これらの特約ですが、他の会社と比べても保険料がかなり安めに設定されています。少しでも保険料を安くしたい方にとっては嬉しい特約だと言えます。
ただし、内容がちょっと中途半端なんですよね。
保険料は安く、一見すると保障の範囲も広いように見えるが、実は浅く広いだけ。そこまで期待する内容ではない。
という感じになっています。
安くてそれなりの保障内容でも納得できるなら良いのですが、ちゃんとした内容の保障を求める場合、他の保険と併用する必要が出てくるでしょう。
これらの特約についての詳しい解説、お勧めかどうかの判断は「特約について」の章でしていますので、興味がある方はそちらを参考にしてください。
デメリット部分・注意点を挙げてみる
中途半端な保険料
SOMPOひまわり生命の収入保障保険「じぶんと家族のお守り」は以前はかなり安い保険料だったものの、最近は他の会社の方が安い傾向にあります。
特に健康割引がある中ではFWD収入保障と比べると少し保険料の高さが目立ってしまいます。
そのため、「タバコを吸わない」+「血圧値・BMI値が正常」の場合、じぶんと家族のお守りを選ぶ理由がなくなります。
また、健康割引がある保険には珍しく、健康条件を満たしていない方に対して保険料率が安めになっています。ですが、元々健康割引が付いていないオリックス生命の「Keep」やアクサダイレクト生命の「収入保障2」の方が安くなるので、やはりこちらを選ぶ理由はありません。
保険料的に見ると、残念ながら「中途半端な保険」という印象を持っています。
「だんだん減」は確かにお得になるが、使いにくいし一番安いわけでもない
じぶんと家族のお守りには払い込み方法を「通常の払込(平準払込)」か「だんだん減(逓減払込)」かを選ぶことができます。
保険料は保険期間を通じて一定。
加入時の保険料が5,440円の場合、満了まで保険料はこのまま。
35歳加入、60歳満了の場合、払込保険料総額は1,632,000円
保険料が5年ごとに減少していく払込方式。
【35歳加入、60歳満了の場合】
35歳:6,080円
40歳:5,780円(-約4.9%)
45歳:5,480円(-約9.8%)
50歳:5,160円(-約15.1%)
55歳:3,040円(-約50.0%)
払込保険料総額は1,532,400円
だんだん減にした方が、通常の払込方法より保険料を6.1%も減らすことができています。
これ、確かにお得には違いないのですが、実はFWD収入保障と比べた時の方がお得になる割合が大きいのです。
年齢 | FWD収入保障 の保険料 | じぶんと家族のお守り の保険料 | 保険料の差(%) |
---|---|---|---|
30歳で加入 | 2,136円 | 2,380円 | 約10.3% |
40歳で加入 | 2,328円 | 2,890円 | 約19.4% |
50歳で加入 | 2,726円 | 3,180円 | 約14.3% |
じぶんと家族のお守りより、FWD収入保障の方が10.3%~19.4%も保険料が安いということが分かります。
つまり、だんだん減にした場合よりも、FWD収入保障の方が安いという計算になるのです。
また、収入保障保険は年々良い商品が出てきています。今はFWD収入保障が一番安いですが、それよりさらに良い商品が出てこないとも限りません(というか確実に出てくると思います)。
その時に見直した結果、新商品の方が安くなると分かって乗り換えた場合、高い保険料率でだんだん減の保険料を払っただけだった・・という事態になる可能性が出てきます。
以上のことから、だんだん減の活用機会は少ないのではないかと思っています。少なくとも私なら利用しません。
特約について
じぶんと家族のお守りにはいくつかの特約が用意されていますので、それらの特徴、メリットとデメリットを評価してみたいと思います。
七大疾病・就労不能保険料免除特約は「浅くて広い保障」だが、安くてお勧め
七大疾病により所定の状態、または就労不能状態になった場合に保険料が免除になる特約です。
具体的には、以下に該当したときに免除となります。
1.七大疾病により所定の事由に該当したとき
がん | 初めてがん(悪性新生物)と医師により診断確定されたとき。 上皮内新生物は除く。 |
---|---|
急性心筋梗塞 | ・60日以上の労働制限。 ・所定の手術を受けたとき。 |
脳卒中 | ・60日以上の言語障害、他覚的な神経学的後遺症の継続。 ・所定の手術を受けたとき。 |
慢性腎不全 | ・永続的な透析療法を開始したとき。 ・腎臓移植術を受けたとき。 |
肝硬変 | ・食道静脈瘤または胃静脈瘤の破裂。 ・食道静脈瘤または胃静脈瘤の治療を目的とした所定の手術。 ・肝臓移植術を受けたとき。 |
糖尿病 | ・網膜または硝子体に対する手術を初めて受けたとき。 ・1手の1手指以上または1足の1足指以上についての切断術を受けたとき。 |
高血圧性疾患 | ・大動脈瘤または大動脈解離の破裂。 ・大動脈瘤または大動脈解離の治療を目的として所定の手術を受けたとき。 |
2.障害等級1級または2級と認定され、障害基礎年金の受給権が生じたとき
3.所定の就労不能状態に該当したとき
同じような特約は各社揃えていますが、他社だと3大疾病を範囲にしているところがほとんどです。
ところがSOMPOひまわり生命の「じぶんと家族のお守り」では3大疾病よりも広い7大疾病に加え、障害等級1級または2級の認定、そして所定の就労不能状態への該当と、他社と比べてかなり範囲が広くなっています。
しかも特約保険料もそれほど高いわけではありません。他社と同じくらいで、大体100円~200円くらいとなっています(年齢が高いときに入るほど特約保険料も高くなる)。
これはかなり良い内容!・・と言いたいのですが、ちょっと気になる点もちらほらあります。
まず、範囲が広いと言いましたが、「広いけど浅い」というのが正直なところ。
「急性心筋梗塞と脳卒中の60日以上の労働制限」が付いていますが、他社だと「15日以上の入院」という短い期間だったり、そもそも心疾患と脳血管疾患の範囲を広く設定してくれていたりなど、他社の方が該当しやすい条件になっていたりします。
また、他の7大疾病については、例えば慢性腎不全は「永続的な透析療法を開始したとき」など、かなり症状が進んだ状態を条件にしている傾向があります。該当する方はかなり少ないのではないでしょうか。
7大疾病に広げてくれているのは良いのですが、逆にちょっと該当されにくくなっているのですね。
ただ、「障害等級1級または2級」「所定の就労不能条件」も対象となっているのは単純にありがたいですね。他社だとこの保障は付いていないので。
広くて浅いという印象を受ける特約ですが、それでも保険料は他と比べても高くないですし、しかも浅くてもかなりの広さをカバーしているので、個人的には付けておいても良いのではと思える特約です。
無解約返戻金型就労不能保障特約は安いけど、それなりの内容
次のいずれかに該当した場合、満了まで毎月就労不能年金を受け取れる特約です。
- 障害等級1級または2級と認定され、障害基礎年金の受給権が生じたとき
- 所定の就労不能状態に該当したとき
上で紹介した「七大疾病・就労不能保険料免除特約」を付加することで選べるようになる。
この特約を一言で表すなら、
就労不能保障としては保険料はかなり安いが、その分保障範囲は狭い
と言えます。
まず、この特約は保険料がかなり安いです。
30歳男性、非喫煙者健康体
年金月額:10万円
保険期間:65歳満了
月額保険料:2,510円
この条件の場合、特約の保険料は+1,370円で付けることができる(月額10万円の場合)。
これに出来るだけ似せた条件で他社と比べてみます。
FWD収入保障の生活支援特則を付けた場合、保険料は+1,797円。
また、就業不能保険としてお勧めの「アクサダイレクト生命の働けないときの安心」に加入した場合は
・満額タイプ:2,370円
・ハーフタイプ:1,810円(約1年6ヵ月は給付金が50%削減されるタイプ)
この2つと比べると、SOMPOひまわり生命の方が安いですね。
ただし、SOMPOひまわり生命は保険料が安い分、「障害等級1級または2級」「所定の就労不能」の条件を満たすのがなかなか厳しいです。
適用される範囲は狭いけど、その分だけ保険料はかなり安い特約となっているのです。
では、この特約は付けるべきなのかどうか?
基本的に自営業の人は公的保障が少ないため、就労不能特約は検討すべきです。ただし、いくら保険料が安いとはいえ、適用されなければ意味がありません。
そのため、多少高くてもアクサダイレクト生命の方に加入する方がベストとなります。
こんな感じで選ぶのが良いと思います。これは好みで選んで良いでしょう。
ちなみに、サラリーマンの場合は公的保障がしっかりしているので、就業不能特約の必要性は低いです。
無解約返戻金型メンタル疾患保障付七大疾病保障特約について
次のいずれかに該当した場合、2年間または5年間、毎月生活サポート年金を受け取れる特約です。
- 七大疾病により所定の事由に該当したとき
- 当社所定のメンタル疾患により60日以上継続して入院したとき
上で紹介した「七大疾病・就労不能保険料免除特約」を付加することで選べるようになる。
七大疾病の範囲は、先に解説した保険料免除特約の条件と同じです。
がん | 初めてがん(悪性新生物)と医師により診断確定されたとき。 上皮内新生物は除く。 |
---|---|
急性心筋梗塞 | ・60日以上の労働制限。 ・所定の手術を受けたとき。 |
脳卒中 | ・60日以上の言語障害、他覚的な神経学的後遺症の継続。 ・所定の手術を受けたとき。 |
慢性腎不全 | ・永続的な透析療法を開始したとき。 ・腎臓移植術を受けたとき。 |
肝硬変 | ・食道静脈瘤または胃静脈瘤の破裂。 ・食道静脈瘤または胃静脈瘤の治療を目的とした所定の手術。 ・肝臓移植術を受けたとき。 |
糖尿病 | ・網膜または硝子体に対する手術を初めて受けたとき。 ・1手の1手指以上または1足の1足指以上についての切断術を受けたとき。 |
高血圧性疾患 | ・大動脈瘤または大動脈解離の破裂。 ・大動脈瘤または大動脈解離の治療を目的として所定の手術を受けたとき。 |
所定のメンタル疾患とは、以下の病気を指します。
- 統合失調症
- 心身症
- うつ病
- 不安神経症
- 双極性勘定障害
- 摂食障害
- パニック障害
保険料はどのくらいかというと
30歳男性、非喫煙者健康体
年金月額:10万円
保険期間:65歳満了
月額保険料:2,510円
この条件の場合、特約の保険料は+1,350円で付けることができる(月額10万円、支払期間2年の場合)。
さて、この特約はどうなのでしょうか?
これ、正直言ってちょっと判断が難しいんですよね。
7大疾病とメンタル疾患を安い保険料で保障できるのはありがたいというのは確かなのですが、7大疾病の保障は「がん(悪性新生物)」以外は範囲が狭い(適用されにくい)のが気になります。
ただ、メンタル疾患の保障は他に用意している会社がまだ少ないのが現状なので、この点はありがたいです。
メンタル疾患(特に統合失調症)は長期入院を余儀なくされる可能性があるので、この部分を保障してくれるのは助かります。
ただ、メンタル疾患は60日以上の継続入院が条件となっているので、軽いうつ病の場合は保障の範囲外になる可能性が高いです。精神疾患のすべてが保障できるわけではありません。
保険料も安いことですし、メンタル疾患の心配をされる方は検討しても良い特約だと思います。
ただし、メンタル疾患と就業不能の保障を両方得たい場合、先で解説した就労不能保障特約とこの特約を合わせるよりも、アクサダイレクト生命の「働けないときの安心」に加入した方が条件的には良いのでそちらをお勧めします。
「じぶんと家族のお守り」のお勧めプラン
SOMPOひまわり生命の「じぶんと家族のお守り」を契約する場合、どのようなプランにするべきか迷う方も多いかと思います。
ここでは30代子あり夫婦の契約例をご紹介しておきますので、参考にしていただけたら幸いです。
年金月額 | サラリーマン:10万円~15万円 自営業:15万円~22万円 |
---|---|
保険期間 | 妻が65歳になるまでは欲しい |
支払保証期間 | 2年(出来るだけ短くする) |
特約 | ・リビング・ニーズ特約 ・七大疾病・就労不能保険料免除特約 |
就業不能保障特約、メンタル疾患の特約もありますが、これらに加入するなら私ならアクサダイレクト生命の「働けないときの安心」を選ぶかと思います。
就業不能の保障としてはアクサダイレクト生命がかなり良い内容を提示してくれていますので。
- 夫の給料で生活費が賄えている場合は、基本的に妻に生命保険を掛ける必要性は低い。
- 妻のパート代を合わせて家計が成り立っている場合は、妻側にも5万円~10万円程度の年金月額を掛けても良い。
- 共働きで両方ともサラリーマンの場合は、収入保障保険は必要なし。
【評価・まとめ】これから健康になろうという決意がある人にとっては唯一無二の保険になる!
SOMPOひまわり生命の「じぶんと家族のお守り」は健康割引があるものの、健康的な方(タバコを吸わず、血圧値・BMI値が正常)はFWD収入保障の方が安くなってくれますので、そちらをご覧ください。
ただし、じぶんと家族のお守りには健康チャレンジ制度という素晴らしい制度があります。
- 加入時に健康割引を満たしていなくても、加入後に健康割引の条件を満たせば健康割引が適用された保険料率に変えてくれる。
- しかも、契約時にさかのぼって、今まで支払った保険料と健康割引適用後の保険料の差額を受け取ることもできる!
これにより、
今は健康条件を満たしてないけど
- これから禁煙したいと考えている方
- これからダイエットしたいと考えている方
という決意ある方には最もお勧めの収入保障保険へとランクアップしてくれます。
そのため、今現在の収入保障保険の選び方としては
- 健康的な人
⇒FWD収入保障 - 中途半端に健康な人
⇒保険代理店に最安値を調べてもらう - 不健康な人
⇒オリックス生命の「Keep」かアクサダイレクト生命の「収入保障2」 - 今は不健康だけど、これから健康を目指す人
⇒SOMPOひまわり生命の「じぶんと家族のお守り」
このように選ぶのが良いですね。詳しくはこちらのページをご覧ください。
ちなみに「非喫煙者割引」「健康体割引」の両方を満たすとかなり保険料が安くなるので、できれば両方満たすようにしましょう。
SOMPOひまわり生命の「じぶんと家族のお守り」を加入または検討する場合、保険見直しラボが一番お勧めですので、良ければご活用ください。他よりもメリット部分が多く、信頼できるFPが揃っている代理店です。私も利用しています。
相談後、納得できなければ無理に加入する必要は全くありませんし、しつこい連絡は一切ありません。そして熟成牛タンなどのプレゼントも貰えるのも嬉しいです。