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VYMを月3万円積立投資した場合、月3万円~10万円の配当金をもらえるのは何年後?【分配金を再投資する場合としない場合を比較】

どうもこんにちは!ファイナンシャルプランナーのtakaです。

今回は「VYMを月3万円積立投資した場合、月3万円~10万円の配当金をもらえるのは何年後?」というテーマで解説したいと思います。

taka
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VYMを毎月3万円積み立てして、分配金を再投資する場合としない場合の10年後、20年後、30年後の分配金がいくらになるのかを、1日かけてせっせと計算してみました。

全て手作業で計算しているため、かなり大変でした。計算方法が間違ったりしてやり直したりしたりもしましたが、昔から計算は好きな方だったので意外と楽しかったです。

30年分まで計算しているので、ちょっと毎月3万円分購入ということにすると計算がさらに膨大になってしまうので、ここはちょっと年ごとに36万円投資という形でやらせてもらいました。

あとですね、手動で計算しているので、もしかしたら計算間違いもあるかも知れません。その点、お気付きになられた方はご指摘いただけたらと思います。

それと、今回の計算はあくまでも過去のデータを元にした理論値なので、必ずそのような結果になることを保障したものではございません。投資は自己責任でお願いします。

また、今回の内容はYoutubeの方でも解説していますので、読むのが面倒くさいという方は動画でチェックしてみてください。

それでは、いきます。

VYMの分配金を再投資しない場合で計算

では、まず最初に分配金を再投資しない場合で、10年後、20年後、30年後はどのくらいの分配金が貰えるようになっているのかを計算してみたいと思います。

まず、この表をご覧ください。

株価ですが、2021年5月下旬の時点でVYMの株価が106ドル前後、ドル円が109円くらいなので、日本円で大体11,000円とさせていただきます。

すみません、今回の計算は完璧にやろうとするといくら時間があっても足りないし、そもそも為替の変動を読むことは不可能ですので、ホントザックリな感じで計算しています。取引の手数料なども考慮していませんので、そこはちょっとご容赦ください。

VYMの過去10年間の株価上昇率を調べてみたところ、年平均で約8.5%上昇していることが分かりました。なので、これだと1年目は11000円ですが、2年目は8.5%増えるので11,935円に、3年目はこの2年目の株価から8.5%増えるので12,949円になるということです。

他のブログやYoutubeでも高配当ETFを再投資した場合の分配金の計算は見させていただくのですが、何故か増配率は考慮しているのに、この株価上昇率を考慮していない計算だったりするんですよね。

増配はしているのに株価が変わらないということは、配当利回りはどんどん高くなってしまうことになります。VYMも株価が変わらずに増配だけされれば、10年後、20年後には10%を超える配当利回りになってしまいます。で、そんな状態で分配金を再投資している計算をしているので、20年後、30年後にとんでもない金額の分配金になってしまっているんですよね。

基本的には米国高配当ETFは株価が徐々に上がり、さらに増配もされる傾向にあります。両方上がるのでVYMは大体毎年3%くらいの配当利回りをキープしているということなので、株価株価上昇率を考慮しない計算は間違っていると思います。なので、ここではしっかりと株価株価上昇率も考慮していきます。

お次が投資金額ですが、月に3万円ずつ投資するので、年間36万円になります。

今回の計算ではさすがに毎月購入するという計算はできませんので、1年ごとに36万円を一気に購入するという形にさせていただきます。

で、36万円で株価11,000円のVYMを購入するので、35,2000円で32株購入出来て、8,000円が余ることになります。この余りは次の年の投資金額として加えます。

そしてこの1株当たりの税引後分配金なのですが、まず、VYMの配当利回りはここ数年だと大体3%くらいを維持しているので、今回の計算では3%と仮定します。そして外国株式なので外国税がかかりますが、確定申告をすることで外国税額控除が利用できて、本来の20.315%に戻すことができるので、今回の計算では税金はザックリと20%で計算しています。

なので、一株当たりの分配金は、11,000円×3%×0.8という計算式になり、結果は264円となります。1年目は32株購入しているということなので、1年目の税引後の分配金は8,448円です。

本来ならVYMを毎月購入しているはずなので、1年目に32株の分配金を全て貰えるということはないのですが、これも考慮してしまうと計算が複雑になりすぎるので、年初めに一気に購入したという形にさせていただきます。

ちなみにVYMは毎年増配してくれる傾向にあり、過去8年の増配率は7.8%、そして過去10年増配率は10%を超えるという非常に好成績を収めています。

今後もこの増配率が続くかどうかは誰にも分からないとことではありますが、一応過去のデータを参考にするとして、今回は8%の増配率とさせていただきます。

1年ごとに8%増配していくので、1年目の1株当たりの税引後分配金は264円でしたが、2年目は285円、3年目は307円という風に徐々に増えていきます。

解説が長くなって申し訳ありませんが、もう少しさせてください。

2年目の計算はこんな感じです。

36万円にプラスして前年の余り分をプラスするので、36万8,000円でVYMを購入します。株価が上がっていることになるので、購入株数は前年よりも少なく、30株です。買えずに余った9,950円は次の年に回します。累計株数は62株となり、1株当たりの分配金も増配しているので、2年目の分配金は62株×285円=17,670円となっています。

そんな具合で計算していくと、以下の表のような結果になります。

3年目の分配金は27,630円となり、5年目は49,901円、そして10年目で12万円を超えるので、10年目で月1万円の分配金を達成することになります。

taka
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月に3万円ずつ投資すれば、10年目には月1万円の分配金を達成できるという計算ですね!

そしてさらに投資を続けるとですね、15年目には227,850円となり、そして20年目には381,565円になるということで、20年目にしてようやく月3万円の分配金を達成できることが出来ました。

taka
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30歳から始めたとしても、50歳で達成できるということです。意外と分配金を再投資しなくても、無理なく月3万円の分配金を達成できるようですね。

25年目には一気に増えて605,988円になります。ここからは毎年6万円以上分配金が増えていってくれるので、いよいよ加速してきた感じがします。

最後の30年目ですが、なんと934,420円という非常に大きな分配金に成長してくれています。月に8万円弱といったところです。20年目の月3万円と比べると、一気に伸びてくれましたね。

これは月に3万円をVYMに投資して、分配金を再投資せずに、30歳から始めた場合は60歳で月8万円弱の分配金を毎月貰えるまでに成長してくれたことになります。

これを年金の足しにできるようになるのは素晴らしいの一言です。月3万円で金の卵を生み出してくれる鶏を作り出したということですね。「継続は力なり」という言葉が良く似合う結果となりました。

まあこんなに株価も分配金も順調に伸びることはないと思いますが、一応過去のデータをもとにするとこんな結果になるということですね。

VYMの分配金を再投資する場合で計算

それではお待たせしました。ここからは分配金を再投資した場合の計算結果を見てみたいと思います。

この表の見方は再投資しない場合と基本的に同じですが、1つ違う点があって、その年の余り分と税引後分配金を全て次の年の投資金額に回すということです。

例えば1年目は36万円で32株買ったら8,000円が余り、分配金として8,448円を受け取りましたが、次の2年目では毎年の投資金額の36万円に8,000円と8,448円を加え、376,448円でVYMを購入して行くという形になります。

そんな形で投資をしていくと、以下のような結果になります。

5年目が52,414円、10年目が137,020円の分配金を貰えるという結果になります。一応10年目で月1万円の分配金を達成したことになりますが、再投資しない場合と比べてもまだ大きな差は出ていません。

さあどんどん積立てていきましょう。15年目になると、273,575円、20年目が49,3187円の分配金になってくれます。30歳から開始した場合、50歳で年間50万円弱、月に約4万円くらいの分配金を貰えるということですね。

ちなみに月3万円の分配金は18年目で達成しています。

再投資しない場合は20年目で月3万円くらいだったので、月1万円くらい多く貰えるようになっています。この辺から差が出てきました。

貰える分配金が増えてきたので、株価が上昇しているのに、このあたりから購入する株価が15株や14株をキープするようになります。株価の上昇に分配金の増配が追い付いてきてしまっています。

さらに投資をすると、25年目で848,718円になり、29年目で120万円越え、つまり月10万円の分配金を達成し30年後には142万弱にまでなるので、月に12万円弱を受け取れるまでに成長してくれます。

再投資しない場合だと月に8万円弱なのに対し、再投資することで1.5倍の分配金にまでなってくれます。

分配金は生活費や、たまの贅沢に使ってこそ人生の楽しみにもなるものですが、もし分配金を生活費に回さなくても経済的に大丈夫な場合は、再投資して分配金を1.5倍に増やすというのも、人生の楽しみとして良いのかなと思います。

結果をまとめてみる

月3万円ずつVYMを積立投資した場合、どのくらい分配金が増えてくれるのかというテーマで計算してきましたが、結果をまとめるとこんな感じになります。

まず、年間12万円、月1万円の分配金が得られるようになるのは、分配金を再投資しない場合もする場合も10年目となります。ここではまだそれほど差がないですが、これ以降は結構差が出てきます。

年間24万円、月2万円の分配金は、再投資しない場合で16年目、再投資する場合で14年目に達成できます。そして年間36万円、月3万円の分配金は、再投資しない場合で20年目、再投資する場合で18年目で達成できます。

そしてそれ以降はどんどん分配金に差が出始め、最終的に月10万円の分配金は再投資しない場合で33年目、再投資する場合で29年目で達成できます。

月に3万円ずつVYMに投資するだけで、時間をかければ月10万円の分配金を貰うことができるという訳ですね。これは一般的な経済状況の家庭でも達成できると思いますので、嬉しい結果と言えます。

分配金を再投資しない場合でも4年しか差が生まれないので、意外と分配金は生活費に回してもあまり問題ないという結果になっています。

VYMで今すぐ月3万円、月10万円の分配金を貰う場合、いくら必要?

現時点でVYMで月3万円の分配金を得ようとした場合は1,500万円の資金が必要になります。正直言って、一般家庭の場合は全然現実的ではないですね。

ただし、VYMの株価騰落率や増配率を考慮して、時間を味方につけて積立投資をすることで、月3万円の積立投資でも18年から20年で達成できてしまうんですね。

ちなみに今すぐVYMで月10万円の分配金を貰おうとした場合、5,000万円程度の資金が必要になりますが、今回の積立で分配金を再投資するなら、29年目で達成可能となります。継続は力なりという言葉が実感できます。

20年後、30年後は資産はどのくらいに増えてくれる?

VYMは株価上昇率も増配率も高いので、資産の方が順調に伸びてくれます。

まず20年後ですが、

  • 投資した金額が720万円なのに対し
  • 再投資しない場合で約1,770万円
  • 再投資する場合で約2,290万円

にまで資産が増えています。

そして30年後はどうなるのかというと、

  • 投資した金額が1080万円なのに対し
  • 再投資しない場合で約4,550万円
  • 再投資する場合で約6,910万円

にまで資産が増えているという計算になります。

自分の財布から出した金額の4倍から6倍にまで増えてくれているということで、非常に素晴らしい結果になってくれたとしか言えません。

ただ、今回の結果はあくまでも過去の配当利回りと株価上昇率、増配率を参考にしたものですので、これから10年後、20年後、そして30年後も同じような数字をたたき出せるとは限りません。

もしかしたらこれより低くなるかもしれませんし、もしかしたらこれよりも良い成績になっているかも知れません。それは誰にも分かりませんので、今回の情報は参考程度にしていただけたらと思います。

また、投資は自己責任でお願いします。