がん保険

【評価4.5】チューリッヒ生命のがん保険「終身ガン治療保険プレミアムDX」のメリットとデメリットを徹底解説【安さと長期保障が素晴らしい】

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この商品って?
  1. がん保険
  2. 終身保障
  3. 掛け捨て
  4. 保険料は加入時のまま
  5. この商品のお勧め度:4.5
安さが魅力の優良がん保険です!

チューリッヒ生命のがん保険です。

一般的ながん保険が「がん診断給付金」であるのに対し、この保険は「放射線治療、抗がん剤・ホルモン剤治療」を受けた月ごとに給付金がもらえるという形になっています。

そのため、評価はFPによって分かれていますが、

  • 保険料が非常に安い
  • 自由診療も保障してくれる
  • 長期治療に備えられる

という魅力的な保障内容をしているので、個人的にはトップクラスにお勧めのがん保険なのではないかと判断しています。

ただ、加入する際に気を付けておくべきこともあるので、その点を考慮しつつ検討するのが良いでしょう。

詳しくは本文に書いてありますので、がん保険を探している方は読み進めてみてもらえればと思います。

チューリッヒ生命の「終身ガン治療保険プレミアムDX」は
こんな人にお勧め!

  • とにかく安いがん生命保険を探している
  • 長期間のがん治療にも備えたい
  • 高額な自己負担額になる自由診療・先進医療にも備えたい

チューリッヒ生命の「終身ガン治療保険プレミアムDX」の保障内容

チューリッヒ生命の「終身ガン治療保険プレミアムDX」の基本的な情報をまとめています。

出来るだけ分かりやすく書いていますが、よく分からない点などあればコメント等で遠慮なく聞いてきてください(^^)

保険料

男性の保険料(終身払)
契約年齢給付金月額10万円給付金月額20万円
20歳610円1,220円
30歳790円1,580円
40歳1,060円2,120円
50歳1,560円3,120円

 

女性の保険料(終身払)
契約年齢給付金月額10万円給付金月額20万円
20歳550円1,100円
30歳680円1,360円
40歳820円1,640円
50歳900円1,800円

保険データ

総合評価(4.5)
保険料の安さ(5.0)
契約年齢満6歳~満80歳
※ インターネット経由の場合は満20歳から可能
保険料払込期間・終身払
・10年
・55歳・60歳・65歳・70歳・75歳・80歳払済(最低払込期間10年)
保険料の払込方法月払、年払
保険料の払込経路・口座振替
・クレジットカード払
※ インターネット経由の場合はクレカ払いのみ
主契約・放射線治療給付金(月額10万円~30万円)
・抗がん剤・ホルモン剤治療給付金(月額10万円~30万円)
・自由診療抗がん剤・自由診療ホルモン剤治療給付金(月額20万円~60万円)

▷上皮内新生物も同額保障
▷すべての給付金を通算して2,000万円限度

特約【悪性新生物保険料払込免除特約】
初めてガン(悪性新生物)と診断確定されたとき、以後の保険料の払い込みが必要なくなる。
【ガン先進医療特約】
ガンの治療を目的として、所定の先進医療による療養を受けたとき
・先進医療にかかる技術料と同額を受け取れる(通算2,000万円限度)。
・さらに療養1回につき15万円を受け取れる。
【ガン診断特約】
(1回目)初めてガンと診断確定されたときに給付金が支払われる。
(2回目以降)ガンの治療を目的として入院したときに給付金が支払われる。
・2年に1回限度で回数無制限
【ガン通院特約】
ガンの治療を直接の目的として入院をし、その入院前後の一定期間にガンの治療を目的として通院したときに給付金が支払われる。
・1日につき 5,000円~3万円(1,000円単位)
【ガン入院特約】
ガンの治療を直接の目的として入院したときに給付金が支払われる。
・日数無制限
・1日につき 5,000円~3万円(1,000円単位)
【ガン手術特約】
ガンの治療を直接の目的として所定の手術を受けたときに給付金が支払われる。
・回数無制限(ただし、一連の手術については1回のみ)
・1回につき 10万円~60万円(5万円単位)
【ガン緩和療養特約】
公的医療保険制度の給付対象となる所定のガン性疼痛緩和の所定の治療を受けたときに給付金が支払われる。
・通算12ヶ月限度
・1ヶ月につき 10万円~60万円(5万円単位)
【ガン診断後ストレス性疾病特約】
ガンと診断確定された後5年以内に、所定のストレス性疾病と診断されたときに給付金が支払われる。
・1回のみ
・5万円/10万円/20万円
【ガン長期入院時差額ベッド保障特約】
ガンの治療を目的として8日以上入院し、その入院期間に差額ベッド代の負担が発生したときに給付金が支払われる。
・8日目以降無制限
・入院8日目以降 1日につき10,000円
公式サイトガン保険 | チューリッヒ生命【公式】

評価ポイント(メリット部分)

長期のがん治療にこそ真価を発揮してくれる

チューリッヒ生命の「終身ガン治療保険プレミアムDX」は通常のがん保険と主契約の内容が違います。

ほとんどのがん保険では主契約を「がん診断給付金」としています。これはがんと診断された場合に50万円または100万円といった給付金を受け取れるものです。

がんになったら多額の給付金を受け取れるという、単純で分かりやすい作りです。2回目以降の給付条件は各社で違っていますが、基本的な仕組みはどこも似ています。

ですが、終身ガン治療保険プレミアムDXでは

  • 放射線治療給付金
  • 抗がん剤・ホルモン剤治療給付金
  • 自由診療抗がん剤・自由診療ホルモン剤治療給付金

この3つが主契約という、だいぶ変わった作りになっています。

つまり、放射線治療や抗がん剤・ホルモン剤治療を受けたときに給付金をもらえるというものですね。

  • ちなみに、この給付金は治療を受けた月ごとに給付金を受け取れます。
  • 給付金月額を10万円にした場合、5ヶ月間治療を受けた場合は10万円×5ヶ月=50万円の給付金を受け取れることになります。
  • 給付回数に限度はありませんが、すべての給付金を通算して2,000万円限度となっています。

ということは、がん診断給付金のように「がんと診断されたので給付金を頂戴!」ということはできないのです。ここは一般のがん保険と比べるとデメリット部分と言えるでしょう。

ただ、がんの治療で本当にお金がかかるのは「がんと診断された後の手術」ではなく、「手術後の長期にわたる放射線治療や抗がん剤・ホルモン剤治療」です。

日本では公的医療制度がしっかりしていますし、そもそも医療費の自己負担は低いです。さらに高額療養費制度のおかげで、1ヶ月あたりの自己負担は9万円前後(一般家庭の場合)に抑えることができます。

なので、単に「がんになったので手術した」というだけだと治療費は10万円もかからないのです。このような治療だけなら、そもそもがん保険の必要性はありません。

でも、がんの怖さはそれだけではないことは皆さんもよくご存じのはず。

がん治療において本当に怖いのは「長期間にわたる治療」です。そして現在のところ、がんの長期治療は放射線治療や抗がん剤・ホルモン剤治療を受けることが一般的となっています。

この場合、いくら高額療養費制度があるとはいえ、毎月毎月9万円前後のお金が減るのは家計的にはかなりのダメージとなります。

ちなみに4ヶ月目からは自己負担額が44,400円になりますが、このような長期治療の場合は仕事にも支障が出ている状況が考えられるため、人のよっては収入のない状態で44,400円(さらに家賃などの固定費)の支出が出ることになります。これはかなり痛いですよね。

そんな長期治療に役立つのが終身ガン治療保険プレミアムDXです。

この保険は長期治療に備えられる仕組みになっており、しかも保険料が非常に安いため、がん保険として無駄がなくて使い勝手が良い形になっているのです。

個人的には、朝日生命の「スマイルセブンSuper」と並んでがん保険の中でも最高評価となっています。

自由診療も保障されるのが素晴らしい

この保険は2018年の商品改定により、自由診療による所定の抗がん剤・ホルモン剤治療を受けた場合も給付金を受け取れるようになりました。

これ、実はかなり素晴らしい改定です。

がん治療は日々進歩しているので、次々と新たな抗がん剤やホルモン剤が開発されています。ですが、欧米諸国ではすでに実績を出しており、認可されている治療法も、日本では厚生労働省で承認されていないケースが結構あるのです。

日本でそのような治療法を試した場合は自由診療となり、健康保険の適用外になってしまいます。つまり全額自己負担となってしまうのです。

ですが、終身ガン治療保険プレミアムDXではこのような自由診療も保障の対象となっているので、経済的な理由で最新の治療法を諦めることを極力減らしてくれます。

効果のある治療を積極的に受けることができるようになるのですね。

ちなみに、自由診療の保障は通常の保障とは内容が少し異なります。

自由診療の保障について

  • 主契約の給付月額の2倍を受け取れる(月額給付金を10万円にしていた場合、20万円を受け取れる)
  • 通算で12ヶ月限度

給付月額の2倍で受け取れるのは良いですが、12ヶ月限度となっているのが痛いですね。

ただ、給付金を10万円にしていた場合でも「10万円×2倍×12ヶ月=240万円」を最大で受け取れるので、かなり十分な金額が保障されると言えます。

この自由診療の保障にプラスして「ガン先進医療特約」を付ければ、がんに対してはかなり幅広く備えられますね。

保険料が安すぎて困るくらい(実際困る・・)

終身ガン治療保険プレミアムDXは長期のがん治療に備えられる内容でありながら、保険料が非常に安いです。

私が推奨するプランで加入する場合、以下のような保険料になります。

推奨プラン

  • 給付金月額:10万円
  • 保険料払込期間:終身
  • 特約1:ガン先進医療特約
  • 特約2:悪性新生物保険料払込免除特約
推奨プランでの保険料表
男性の保険料女性の保険料
月払年払月払年払
20歳で
加入した場合
776円8,979円708円8,212円
30歳で
加入した場合
989円11,413円871円10,066円
40歳で
加入した場合
1,335円15,472円1,055円12,162円

これは一般的ながん保険と比べるとかなり安いです。大体2/3か、半額くらいの保険料となります。

当然ですが、保険商品は安くて内容が良いものを選ぶのが一番です。終身ガン治療保険プレミアムDXはその両方を満たしているため、とてもお勧め度が高くなっています。

ただし、実はこの保険は月払保険料1,500円以上、年払保険料15,000円以上でないと加入することができないという厄介な制限があります。

これにより、この保険料の安さを活かせれない方も出てきてしまいます。詳しくはデメリット部分で解説していますので、そちらをご覧いただけたらと思います。

上皮内新生物も同額保障される(少しのメリット)

終身ガン治療保険プレミアムDXは悪性新生物だけでなく、上皮内新生物も同額保障されます。他のがん保険だと上皮内新生物は対象外となっているので、この点は確かにありがたいですね。

ただ、そもそも上皮内新生物は手術をして終わりという場合が多いです。その後の抗がん剤治療や放射線治療・ホルモン剤治療をする必要がないケースがほとんどです。

そしてこの保険の主契約は「放射線治療・抗がん剤治療・ホルモン剤治療を受けたら給付金を受け取れる」というものです。

そのため、「上皮内新生物も同額保障するよ!」と言われたところで、「あ、そうですか」くらいの感覚でしかありません。

上皮内新生物も保障されるのは確かにありがたいのですが、それほど大きなメリットではないということですね。

taka
taka
ただ、女性の場合は「乳がん」になると上皮内新生物でも放射線治療などをする場合もありますので、その時は役立ってくれます。

足りない保障は特約で補える

この保険は基本保障(主契約)はがん診断給付金ではありません。

それが魅力の一つなのですが、もし「診断給付金も欲しいな・・」という場合はガン診断特約が用意されていますので、付けることができます。

また、ガン先進医療特約、悪性新生物保険料払込免除特約と、役立つ特約が揃っていますので、足りない保障は特約を付けることで十分補うことができます。

ただ、すべての特約が良いとは限らないので、その点はこちらの章を見て判断していただけたらと思います。

無料の健康サポートや優待サービスを利用できる

終身ガン治療保険プレミアムDXに加入すると、ライフケアパートナーズが提供するメディカルサポート・メンタルヘルスサービスを無料で利用することができます。

このようなサービスは加入後に忘れてしまうことが多く、結局一度も使わなったという人がほとんどだと思います。

ですが、例えば24時間・年中無休の健康相談は「赤ちゃんが夜中に熱を出した」「夜中にやっている救急病院が知りたい」といった緊急時に非常に役立ってくれます。

また、優秀専門臨床医を紹介してくれる「セカンドオピニオンサービス」も行っていますので、がん治療に対して専門医の相談を受けることができるようになっています。

緊急時にはかなり役立つサービスになると思います。何かあった際はぜひ利用してみてください。

具体的には以下のサービスが受けられます。

健康・介護相談サービス24時間・365日にわたって健康・医療・介護などの相談を受付。
セカンドオピニオンサービス診断を受けた病気についてより良い医療や納得のいく治療方法を選択するために、主治医以外の医師に電話で相談できる。
専門相談員(看護師)が、お客様の症状、地理的条件に合わせて、専門性を有した医療機関をご案内。
電話カウンセリングサービス臨床心理士・産業カウンセラーがご本人・ご家族のお悩みに対して、親身になってカウンセリングを行ってくれる。
メールカウンセリングサービスご本人・ご家族のお悩みについて、臨床心理士によるカウンセリングを行ってくれる。
対面カウンセリングサービス全国47都道府県、247拠点のカウンセリングネットワークを活用し、対面カウンセリングをご提供。
※お1人様ごとに年間5回まで

また、「チューリッヒ生命 Club Off」というサービスも利用できるのですが、こちらは様々なサービスを優待価格で利用できるというものです。

  • 国内約25,000のホテル・旅館が最大80%OFF
  • 全国40,000店以上の飲食店で最大50%OFF
  • 全国のカラオケ施設や映画館が会員優待価格
  • 全国1,000以上の遊園地やテーマパークが最大65%OFF

利用しないのはもったいないくらいの割引をしてくれるので、是非チェックしてオフの日に活用してみてはどうかと思います。

デメリット部分・注意点を挙げてみる

月払保険料1,500円以上、または年払保険料15,000円以上でないと加入できない

メリット部分でも少し触れていますが、この保険は加入するのに少し制限がかかっています。

その制限とは

月払保険料1,500円以上、または年払保険料15,000円以上でないと加入することができない

というものです。

これがかなり厄介なんですよね・・。

私の推奨プランは

  • 給付金月額:10万円
  • 保険料払込期間:終身
  • 特約1:ガン先進医療特約
  • 特約2:悪性新生物保険料払込免除特約

なのですが、これで契約すると20代~30代の若いうちは普通に月払保険料は1,500円以下、年払保険料15,000円以下となります。

男性40歳時に加入する場合にようやく年払保険料が15,000円を超えてくれるくらいで、40歳以下の若いうちは男女ともに推奨プランで契約することができなくなっています。

つまり、この保険は安さがウリなのに、安く加入することができなくなっているのです。これは本当に悩ましいところです・・。

なので、若いうちからこの保険に加入する場合、保険料払込期間を55歳または60歳払済などにして、強引に保険料を吊り上げて「月払保険料1,500円以上、または年払保険料15,000円以上」に調整する必要があります。

ちょっと面倒・・、というか選択肢が狭くなってしまうのが嫌ですね。

ただ、保険料払込期間を55歳払済・60歳払済にすることで、月々の保険料が高くなる代わりに支払保険料の総額が低くなるというメリットもあります。

終身払だと死亡するまで払い続ける必要があるので、長生きすればするほど55歳払済・60歳払済の方がお得になるんですよね。

保険探し中の女性
保険探し中の女性
じゃあ55歳払済・60歳払済でも良いのかな?

一般的ながん保険であれば十分にアリです。自分の好きな方を選択するのが正解です。そして55歳払済・60歳払済にした場合、保険料払込免除特約を付けないという選択もありになってきます。

ただ、その選択をする場合、問題というか少しだけ心配な点が出てきてしまいます。

詳しくはすぐ下で解説していますので、終身払ではなく55歳払済・60歳払済などにする場合は必ず前もって読んでおいて、了解の上で加入を検討することをお勧めします。

将来新たな治療法ができた場合、保障の対象外となる場合も

終身ガン治療保険プレミアムDXは主契約が放射線・抗がん剤・ホルモン剤治療を対象としています。

それは現時点では問題ない範囲なのですが、今は医学が急速に進歩していますので、もしかしたらこの3つに当てはまらない治療法ができてしまうという可能性もゼロではありません。

そしてそうなった場合、その治療を受けても給付金を貰うことができないという事態になってしまうのです。

そのため、終身払にしておいて後々乗り換えられるようにしておく・・というのも一つの手になってくるのですが、そうすると上の項目で解説した「55歳払済・60歳払済で加入する」ということと合わなくなってしまうのです。

そうなのです、この保険は内容も保険料の安さも文句なしなのですが、この保険料の制限がかなり加入の邪魔をしているのです・・。

なので、終身ガン治療保険プレミアムDXに加入する場合は

特約を色々付けて保険料を規定まで上げる

もしくは

主契約が保障の対象外になるリスクを承知の上で55歳払済・60歳払済で加入する

という選択が必要になってしまいます。ぶっちゃけ面倒ですね。

「この制限さえなければ・・」という気にもなりますが、それを含めてもこの保険はかなり魅力があります。

また、がん治療から放射線治療や抗がん剤・ホルモン剤治療がなくなるとは現時点では考えにくいので、そこまで不安に考えなくても良いのかも知れません。

がん保険としては「がん診断給付金」を主契約としている方が安心感があります。がんになれば治療法がどうあれ、間違いなく1回目は受け取ることができますので。

性別・年収によって選べる金額が制限されている

ちょっと残念なのですが、この保険はある条件下においては加入時に選べる給付金月額が制限されているようです。

こちらが確認できたのは

  1. 女性
  2. 年収が500万円未満

の両方を満たす場合は、給付月額は10万円を超えて契約することはできないようです。

年収が500万円以上の場合は、給付月額は20万円・30万円も選択可能となります。

これ、何故このようにしているのかはちょっと理由が分からないのですが、このように分ける必要はないと思いますし、年収500万円という条件も厳しいですよね。

何かの理由があってしているのだと思いますが、少し疑問が残ってしまう点ではあります。

特約について

チューリッヒ生命のがん保険「終身ガン治療保険プレミアムDX」にはいくつかの特約が用意されていますので、それらの特徴、メリットとデメリットを評価してみたいと思います。

【かなりお勧め!】ガン先進医療特約

ガンの治療を目的として所定の先進医療による療養を受けたとき、技術料と同額が給付金として支給されるという特約です。

通算で2,000万円まで支給されます。ここは他と変わりません。

ですが、終身ガン治療保険プレミアムDXの良いところは「さらに療養1回につき15万円を受け取れる」というところです。

同一の先進医療について1回限度となっていますが、15万円が追加で受け取れるのは他にはないメリットと言えます。

ただし、この特約はあくまでも「がんの先進医療」に限定されており、がん以外の先進医療に関しては対応していません。

一般的な医療保険、そして朝日生命のスマイルセブンSuperはがんに限定されずに保障してくれるので、それと比べると範囲の狭さが気になってしまいますね。

ただ、そうはいってもがんの先進医療の中には陽子線治療や重粒子線治療など、300万円前後の大きな治療費がかかる先進医療があります。

そして高額な治療費がかかるのは、がんの先進医療に関するものが多いです。

そのため、がんに限定されるとはいっても「ガン先進医療特約」の必要性はとても高いと言えます。なので、結局は付加しておいた方が良いですね。

医療保険に入っていて、通常の先進医療特約をすでに付けている場合はこの特約は付ける必要はありません。

【かなりお勧め!】悪性新生物保険料払込免除特約

初めてガン(悪性新生物)と診断確定されたとき、以後の保険料の払い込みが必要なくなる特約です。

このような保険料払込免除の特約を付けるかどうかはFPによって意見が分かれるところですが、保険料がそれほど高くないこともあり、個人的には付けても良いのではないかと考えています。

特にこの保険で付加した場合、30代男性で70円という安さで付けることができます(55歳払済の場合は何と30円!)。

経済的な負担も少なく、がんになった時の保険料負担にも備えることができるので、付けておくことをお勧めします。

あくまで悪性新生物になったときのみ保険料が免除されます。上皮内新生物の場合は対象外になりますので、その点は注意しておいてください。

ガン診断特約

ガンと診断された時に給付金が支払われる特約です。他社のがん保険だと、この保障が主契約となっている場合が多いです。

で、この特約はどうなのでしょうか?

がん保険の基本となっているがん診断給付金ですので、「あった方が良いのかな?」と思うかも知れせんが、ちょっと待ってください。

この保険のガン診断特約はちょっと微妙な感じになっています。

まず、2年に1回限度で回数無制限となっている点。基本は1年に1回限度で回数無制限の方が効率が良く、保険料も安くできるため、この点が微妙。

そして、2回目以降の給付条件も「がん治療のための入院」となっているのもいただけません。

がん保険の中には「2回目以降も診断確定でOK!」と言ってくれる素晴らしい商品もあるため、入院だけが条件というのは正直言って範囲が狭いと言えます(ちなみにその商品は朝日生命のスマイルセブンSuperです)。

最後に、このような給付条件でありながら保険料がそれほど安くないという点。

以上のことから、それほど大きなメリットを感じない特約かなと思います。

もしがん診断給付金も欲しいなら、朝日生命のスマイルセブンSuperと併用するのが良いでしょう。

【評価4.5】朝日生命のがん保険「スマイルセブンSuper」のメリットとデメリットを徹底解説【保障内容は文句なしの最高峰】本ページはプロモーションが含まれています。 この商品って? がん保険 終身保障 掛け捨て 保険...

ガン通院特約

ガンの治療を直接の目的として入院をし、その入院前後の一定期間にガンの治療を目的として通院したときに給付金が支払われる特約です。

1日につき 5,000円~3万円から選択できます(1,000円単位)。

支払条件

  • 入院日の前日からその日を含めて遡及して60日以内の期間の通院。
  • 退院日の翌日からその日を含めて365日以内の期間の通院(退院後通院期間あたり120日まで)。

日額1万円の場合の保険料

  • 20歳男性:200円 20歳女性:170円
  • 30歳男性:270円 30歳女性:220円
  • 40歳男性:360円 40歳女性:280円
  • 50歳男性:550円 50歳女性:330円

保険料もそれほど安くないので、付けても良いのかなと考えるかも知れません。

ですが、この保険はすでに放射線治療・抗がん剤治療・ホルモン剤治療で給付金がもらえる内容のため、通院で余計に貰う必要はそれほど無いかなと思います。

ガン入院特約

ガンの治療を直接の目的として入院したときに給付金が支払われる特約です。

1日につき 5,000円~3万円から選択できます。保障日数は無制限となっています。

日額1万円の場合の保険料

  • 20歳男性:710円 20歳女性:590円
  • 30歳男性:950円 30歳女性:750円
  • 40歳男性:1,310円 40歳女性:970円
  • 50歳男性:1,930円 50歳女性:1,280円

通院保障と比べると保険料は高いと思うかも知れませんが、日数無制限で保障してくれるので、長期治療にこそ真価を発揮してくれる特約です。

もし保険料が高いと感じるなら、日額5,000円にして付加するのも良い手だと思います。

ただ、最近のがん治療は通院によるものが増え、入院日数はかなり減ってきています。実際に私の家族もがん治療はずっと自宅で、必要な時に通院するくらいでした。

なので、個人的にはこの特約を付けるなら、主契約の給付金月額を増やした方が良いのかなと思ってしまいます。

【お勧め!】ガン手術特約

ガンの治療を直接の目的として、所定の手術を受けたときに給付金が支払われる特約です。

1回につき 10万円~60万円(5万円単位)から選択できます。回数無制限で保障されます(ただし、一連の手術については1回のみ)。

1回10万円の場合の保険料

  • 20歳男性:130円 20歳女性:100円
  • 30歳男性:180円 30歳女性:120円
  • 40歳男性:250円 40歳女性:150円
  • 50歳男性:360円 50歳女性:180円

手術保障としては普通です。がん診断給付金を主契約としているがん保険の場合、必要性はかなり低いと言えます。

ですが、終身ガン治療保険プレミアムDXはそもそも主契約が診断給付金ではないため、この保険に限りガン手術特約のお勧め度は高くなります。

いわゆるがん診断給付金の代わりとして使うという感じですね。

この保険にもがん診断給付金は特約として用意されています(上記で解説)が、内容としては少し微妙です。

なので、代わりとしてこのガン手術特約を付けておくのが良いのではないかと思います。

1回10万円の保障ならば手術の月の治療費はこれで足りますし、長期治療となればこの保険の主契約によって保障される形になっています。

がん診断給付金を付けるよりも保険料を安く済ませることができ、より合理的な保障内容にすることができます。

個人的にはお勧め度は高い特約ですので、気になる方は付加することを検討してみてはどうかと思います。

taka
taka
月払保険料1,500円以上、または年払保険料15,000円以上でないと加入することができないので、このガン手術特約を付けて調整するのもいい方法だと思いますよ!

【お勧め!】ガン緩和療養特約

公的医療保険制度の給付対象となるガン性疼痛緩和の所定の治療を受けたときに、給付金が支払われる特約です。

1ヶ月につき 10万円~60万円(5万円単位)から選択できます。通算で12ヶ月限度となっています。

月額10万円の場合の保険料

  • 20歳男性:80円 20歳女性:50円
  • 30歳男性:100円 30歳女性:60円
  • 40歳男性:140円 40歳女性:80円
  • 50歳男性:210円 50歳女性:100円

ガンによる痛みを和らげる治療を受けたときにお金がもらえるという特約ですね。

がん治療は進行具合によってはかなり痛みなどが辛い状況になることがあります。

それに対し、辛い治療を頑張ったご褒美としてお金を受け取れるというのは、悪くはないかなと思います。

しかも保険料がかなり安いので、付けておくのも良いのではないかと個人的には考えています。

taka
taka
月払保険料1,500円以上、または年払保険料15,000円以上でないと加入することができないので、もし届かなかったらこのガン緩和療養特約を付けて調整するのもお勧めです。

その他の特約

ガン診断後ストレス性疾病特約

ガンと診断確定された後5年以内に、所定のストレス性疾病と診断されたときに給付金が支払われる特約です。

特に必要性は高くないと思います。

ガン長期入院時差額ベッド保障特約

ガンの治療を目的として8日以上入院し、その入院期間に差額ベッド代の負担が発生したときに給付金が支払われる特約です。

今はそもそも入院期間が短いですし、差額ベッドが必要となる状況はあまりありません。

「入院は個室が良い!」という方には良いかも知れませんが、そのような方はお金を持っていると思います。

一般家庭の方は個室などは使わず、差額ベッド代が必要となる状況にはならないようにするのが良いでしょう。なので、この特約の必要性は低いと思います。

ただし、病院によっては強制的に個室にされ、差額ベッド代を請求してくるところもあると聞きます。法律的には病院側の都合による場合は払わなくてもいいのですが、実際は請求されるケースが多いようです。
もめたくない場合は泣き寝入りするしかありませんが、もし払わずに済むように交渉をしたいという場合は感情的にならずに交渉を進めていただければと思います。

もし解決に結びつかない場合は、厚生局などに相談するようにしてみてください。

終身ガン治療保険プレミアムDXの参考プラン

チューリッヒ生命のがん保険「終身ガン治療保険プレミアムDX」を契約する場合の参考プランを紹介します。

給付月額10万円
保険料払込期間終身または55歳、60歳、65歳払済
特約・ガン先進医療特約
・悪性新生物保険料払込免除特約
(ガン手術特約)
(ガン緩和療養特約)

主契約が「がん診断給付金」ではないので、将来新たな治療法が開発された場合を考慮すると、本当は終身払にして後々他のがん保険に乗り換えられる状況にしたいところです。

ですが、「月払保険料1,500円以上、年払保険料15,000円以上でないと加入できない」という縛りがあるため、この条件をクリアできない若い方は55歳・60歳払済にするか、または特約を付けて調整するのが良いかと思います。

【評価・まとめ】面倒な条件があるが、それを許容できるなら最高のがん保険!

終身ガン治療保険プレミアムDXは保険料が非常に安く、そして長期のがん治療に備えれるという、かなり合理的で理想的ながん保険です。

最高評価に近いくらいの素晴らしい内容だと思います。

ただ、この保険は「月払保険料1,500円以上、年払保険料15,000円以上でないと加入できない」という縛りがあるため、若いうちから加入する場合は終身払だと安すぎて逆に加入できないという事態が発生します。

安すぎて困るというのもあまり聞きませんが、この保険に加入する場合は55歳払済・60歳払済などにする、または特約を付けるなどで保険料を調整する必要が出てくる可能性がある点は覚えておいてください。

ただ、それを含めてもこの保険はお勧めですので、もし上記の縛りを許容できるのであれば是非とも候補の一つに入れておくことをお勧めします。

この保険は主契約が「放射線、抗がん剤・ホルモン剤治療」に備えられるものなので、将来新たな治療法が見つかった場合、保障の対象外になってしまう可能性があります。

それが心配な方は、終身払にして後々乗り換えられるようにするか、または最初から「がん診断給付金」を主契約としているがん保険を選ぶのが良いかと思います。

がん診断給付金を主契約しているお勧めの商品は朝日生命のスマイルセブンSuperです。

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ガン保険 | チューリッヒ生命【公式】

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