保険の見直し

【保険は最低限のみでOK!】本当に必要な保険を4つ(+1)紹介します【貯蓄型保険は全くお勧めしません】

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ブログで保険や節約情報を書いているtakaです。

保険を探す時に最初に疑問となるのが

「どんな保険に加入すれば良いの?」

ということではないでしょうか。

この記事ではこれから保険に加入したい!けど変な保険を選んだら不安・・という方に向けて

  • 「必要な保険」と「いらない保険」はどう見分けるの?
  • 貯蓄型保険は入るべき?
  • 医療保険って人気が高いけど、実際どうなの!?
  • 本当に必要な保険を知りたい!

という疑問に答えていこうと思います。

ちなみに最初に結論を言ってしまいますが、本当に必要な保険は以下の4つ(おまけで+1)です。

本当に必要な保険
  1. 自動車保険
  2. 火災保険
  3. 自転車保険
  4. 掛け捨ての生命保険
  5. がん保険(おまけ)

FPの私がいうのもなんですが、保険は最低限のみの加入で十分足りる場合が多いです。あとは貯蓄や投資(つみたてNISA)などで何とかなります。

保険で安心を買いたい!お守りの代わりにしたい!

という方も多くいるかと思いますが、保険で豊かになることは出来ません。

むしろ保険料は出来るだけ抑え、貯蓄や投資に回すことが、豊かな生活への必要条件ではないかと考えています。

この記事ではその考えの元に「本当に必要性が高い保険」を紹介しているので、これから保険を選ぼうとしている方は是非とも参考にしていただければと思います。

「必要な保険」と「いらない保険」の見分け方

保険には必要性がとても高いものと、入っても入らなくてもどちらでもいい保険があります。

保険に詳しくない方は、その見分け方はまず分からないと思います。

また、「自分の利益を重視するFP」に保険の相談などをしている場合は厄介で、必要性が低い保険を「これは絶対に必要ですから!」と勧められて加入しているケースもあります。

このケースはとても多く見られます。実際に私が診断した結果「もっと全然保険料を減らせますよ」とアドバイスを送ることも多々あります。

必要性が高い保険について最低限理解していないと、悪徳FPに騙されてしまう可能性が高くなってしまうのですね。

ここでは「必要な保険」「いらない保険」の見分け方について解説していますので、初めて保険を選ぶ方、今入っている保険を見直したい方の参考になれば嬉しく思います。

taka
taka
もし必要性が低い保険に加入しているのであれば、出来るだけ早く見直しをすることをお勧めします。

必要性が高い保険とは

必要性が高い保険とは、以下の定義を満たしているものを指します。

万が一が起こった時に公的保障や貯金では対応しきれず、生活が破綻しかねない状況に陥ってしまう可能性がある。

このようなものに関しては、保険の必要性はとても高いです。当てはまるものがある場合は出来るだけ該当する保険に加入しておくことをお勧めします。

ちなみに、必要性が高い保険の答えはこちらになります。

本当に必要な保険
  1. 自動車保険
  2. 火災保険
  3. 自転車保険
  4. 掛け捨ての生命保険(定期保険、収入保障保険)
  5. がん保険(おまけ)

これらの必要性はかなり高いです。ちなみに「がん保険」については意見は分かれますが、個人的には必要性は高いかなと思っています。

ただし、必要かどうかはそれぞれ状況によって異なるので、自分や家庭の状況と合わせて検討する必要があります。

判断は簡単に出来ます。このページの「4.本当に必要な保険はこの4つ(+1)」でそれぞれの保険が必要となる状況などを解説していますので、自分にはどの保険が必要なのかを確認してもらえたらと思います。

必要性が低い保険とは

必要性が高い保険があれば必要性が低い保険もあります。

必要性が低い保険の見分け方としては

  • 公的保障で十分対応できる
  • 貯蓄や投資でまかなえる

この2点に当てはまるものについては無理に加入する必要はありません。

実は保険として人気が高い「医療保険」はこれらに当てはまるため、必要性はかなり低いです。

でも医療保険は保険の中でもかなりの人気商品ですよね。それは何故なのでしょうか?

答えは「保険会社が得するから」に他なりません。

あまり言うとアレなので深くは言いませんが、人気な保険ほど「都合よく作られた人気」であることは覚えておいた方が良いかも知れませんね。

他にも「終身保険」「学資保険」「変額保険」などは必要性が低いです(貯蓄型保険を勧めない理由は後で解説します)。「介護保険」も基本的にはいらないですね。

なのですが、実際はこのような必要性が低い保険にばかり加入している方が多いのも事実です。

FPに勧められて加入した方もたくさんいるでしょうが、もしかしたら「保険で安心を買うんだ!」と考えている方もいるかと思います。

確かに安心は買えますが、日本は公的保障が充実していますので、「実は保険は必要なかった・・」というケースがとても多いです。

逆に余計な保険料(いらない保険ほど保険料が高い)を払い続けることで「裕福な生活」からは遠ざかっていることになります。

その点をよくよく考えてみて、本当にその保険は必要なのかどうか、再度見直してみてはどうかと思っています。

taka
taka
「終身保険」や「学資保険」などの貯蓄型保険は何故いらないのか、「医療保険」の必要性が低いのは何故なのかはこれから解説しますので、良ければ読み進めていってくださいね!

貯蓄型保険には大きなデメリットがあるため、加入の必要なし

保険の中でも終身保険や学資保険、養老保険といった「貯蓄型保険」は人気が高いです。

死亡や高度障害時には保険金が貰えるという点に加え、満期以降に解約すれば払い込んだ保険料以上の返戻金を受け取ることができるのが人気を呼んでいます。

また、死亡保障はないですが「個人年金保険」も貯蓄性が高い保険として人気があります。

ですが、貯蓄型保険には大きなデメリットがあります。それは「保険会社に取られる手数料が高い」という点です。

詳しく説明します。

保険料が高い分、保険会社に取られる手数料が高い

貯蓄型保険の大きなデメリットは「保険料が高い分、保険会社に取られる手数料が高い」という点です。

私たちが支払う保険料には「純保険料」「付加保険料」とに分かれています。

「純保険料」保険金の支払いのために保険会社が運用してくれる部分。私たちのためにお金を管理して増やしてくれるお金。
「付加保険料」人件費や広告宣伝費などで保険会社に支払う部分。これは私たちのものではなく、保険会社のものになる。

純保険料付加保険料の割合については基本的に公表されてはいませんが、唯一ライフネット生命が情報開示しています。

それによると、年齢によって異なりますが付加保険料の割合は大体25%前後となっているようです。

そして貯蓄型保険は掛け捨て型保険と比べると保険料が非常に高いです。大した保険金額にしていないのに、月1万円以上取られることは普通です。

1万円の保険料で付加保険料が25%くらいということは、2,500円前後が保険会社に取られていることになります。私たちが払った保険料は1万円のうち7,500円だけが運用されているということになります。

この取られているお金、バカバカしいと思いませんか?

確かに死亡保障を付けている分は手数料として取っていっても良いですが、それにしても25%前後も取られてるのはとても痛いですよね・・。

そこで、付加保険料が高い貯蓄型保険の代わりとして提案したいのが「掛け捨ての死亡保険+つみたてNISA」の組み合わせです。

こちらは保険会社に取られる手数料を最大限減らすことができ、なおかつ貯蓄型よりも効率よく資産を運用していけるというメリットがあります。

「掛け捨ての死亡保険+つみたてNISA」の方が圧倒的に効率よく貯蓄できる

仮に月々1万円で死亡保障と貯蓄の両方を希望するとしましょう。

この条件で「貯蓄型の死亡保険」と「掛け捨ての死亡保険+つみたてNISA」の両方を運用してみた場合の利益を比較してみたいと思います。

貯蓄型の死亡保険の場合

30歳から60歳満期の終身保険に加入する場合、保険金額を500万円にすると月々の保険料は約1万円になります(本当はもう少し高いですが、計算しやすくするために1万円とします)。

付加保険料を25%とした場合、運用に回るお金は1万円-2,500円=7,500円ということになりますね。

また、60歳満期後の解約返戻金データを元に計算しますと、大体年利2.5%で複利運用しているという計算になります。

7,500円を年利2.5%で運用した場合、30年後の解約返戻金は約401万円になります。

仮に月々1万円をそのまま貯蓄した場合は30年間で360万円ですので、それよりは41万円くらい増えています。

銀行貯金よりは増えているため、これでも一応は良い感じには見えます。

では、これを保険料が安い掛け捨て型の死亡保険(今回は定期保険)+つみたてNISAに置き換えてみましょう。

掛け捨ての死亡保険+つみたてNISAの場合

30歳から60歳満期の掛け捨ての定期保険に加入する場合、保険金額を500万円とすると月々の保険料は約1,000円となります(喫煙者や血圧が高い人はもう少し保険料は高くなります)。

残り9,000円をつみたてNISAで運用するとします。つみたてNISAで運用した場合、手数料は一切かかりません。9,000円で投資信託を購入したら、当然ですが9,000円全て運用できることになります。

つみたてNISAの場合、過去のデータを参考にするなら9,000円を年利3~6%という高利回りで複利運用していけます。米国株式の場合は6~7%(もしくはそれ以上)を狙えます。

ただ、米国株式については今までがかなり調子が良かったという指摘もありますので、今後はもう少し利率は下がると踏み、少し控えめの4.5%で運用できたとします。

9,000円を年利4.5%で運用した場合、なんと30年後は約683万円になっています!貯蓄型保険の401万円と比べると280万円くらい差が出てきます。

ちなみに6%で運用できた場合は904万円になります。その場合はなんとつみたてNISAの方が500万円も多く貯まるという結果になるのですね。

もちろん投資なので必ずこのような結果になるとは言えませんが、過去のデータを見ると十分に可能な金額であると言えます。

保険金額を同じにした場合、「貯蓄型保険」と比べて「掛け捨ての死亡保険+つみたてNISA」の方が圧倒的に高いパフォーマンスで運用していけるのです。

このような事実もあり、私は貯蓄型保険は必要性が低いという判断をさせていただいています。

日本は公的保障が充実しているため、医療保険の必要性は低い

医療保険はとても人気が高い保険商品ですが、正直言って保険としてはかなり必要性が低い商品だと言えます。

何故、必要性が低いのにここまで人気が高いのか、本当に不思議です。なんでしょう、保険会社の策略ですかね(こんなこと言ってるといつか消されそう・・(^^; )

まあそれは置いておいて、私たちはすでに最強の医療保険に加入しています。それは社会保険(公的保障)です。

  • 医療費は3割負担(6歳以下、70歳以上はさらに低い)
  • 高額療養費制度があるため、どれだけ治療費がかかっても1ヶ月間で8万円~9万円に抑えられる
  • 傷病手当金があるため、病気やケガで会社を休むと給与の2/3が支給される(自営業は対象外)
  • 障害年金があるため、障害状態になった場合でもずっと年金を受け取れる

このように、私たちの住む日本は本当に公的保障が充実しているのですね。

そのため、医療費については貯蓄でなんとかなるのが現状です。

貯蓄で済むものを保険として備えるのはとても効率が悪いです。というか、入っている意味がほぼありません。

保険は「確率は低いけど、万が一の際は大きな助けになる」というのが理想なので、その観点でいうと医療保険はあまり当てはまっていないことになります。

また、医療保険は幅広い疾病やケガに備えており、死亡保険と比べると私たちがお世話になる可能性が高いです。そのため、保険会社としては必然的に給付金額を低く抑える必要が出てきます。

最近は医療の発達で入院日数が年々減少していることもあり、病気をしても数万円~数十万円を受け取れるのがせいぜいとなっています。

重大な疾病にかかった場合でも長期入院に対応できるなら医療保険には大きな価値があるのですが、3年以上の入院に対応している医療保険はありません。

以上の事から、医療保険は保険商品としてはあまり理にかなっていないのではないかと現在は判断しています。

taka
taka
ただし、自営業の方や、子供が小さい時だけの一時的な医療保障、妊娠~出産時だけの医療保障などはあっても良いかとは思っています。基本的には多くの方はいらない保険ですが、必要な方はピンポイントで利用しても良いと思っています。

本当に必要な保険はこの4つ(+1)

「1.必要な保険といらない保険の見分け方」で必要性が高い保険について4つ(+1つ)紹介しましたが、ここではもう少し踏み込んで

  • 何故必要なのか?
  • 誰にとってその保険が必要なのか?

を解説していきたいと思います。

状況次第ではほぼ加入が必須の保険が多いですので、ここは出来ればチェックしておいてくださいね!

自動車保険

必要度:(5.0)
条件:マイカーを持っている

車に乗る人は必ず必須で加入しておくべきなのが「自動車保険」です。

これは全員強制で加入しなければいけない「自賠責保険」の事ではありません。任意の(民間の損保が用意している)自動車保険に加入する必要があります。

何故自賠責保険だけではダメなのか
  • 自賠責保険は他人を傷つけたときしか補償されない
  • 他人の物を壊した場合のリスクに備えられない
  • 他人を傷つけたときも、最大4,000万円までしか補償されない

他人のケガや死亡にしか備えられないのが自賠責保険です。

しかもアナタの運転による事故で他人が死亡させたり後遺障害を負わせた場合、1億円以上の損害賠償も十分あり得ます。

自賠責の4,000万円(死亡時は3,000万円)では全然足りない場合も出てきますので、必然的に民間の自動車保険に加入する必要があるのです。

加入の際は「対人賠償責任保険」と「対物賠償責任保険」の2つを「無制限」にしておくことをお勧めします。

事故になる確率は確かに低いですが、もしもの時は破滅をしてしまう可能性があるのが自動車事故です。車に乗る方は自動車保険は必須と言えますね。

火災保険

必要度:(5.0)
条件:マイホームを持っている

火事になる確率は1年間で0.024%程度しかありません。そのため、一生涯で火事に合わない確率の方が圧倒的に高いです。

ですが、確率は低いとはいえ、もし火事になってしまった場合の損害ははかり知れません。

まだ住宅ローンも残っているのに、建物の再建費用や新たな家具の購入費用、家を再建する間の仮住まいの家賃とかも払わないと・・。経済的にはこれまでと一変して一気に厳しくなるなあ・・

考えただけでも恐ろしいほどの出費になりますね。

また、過失によって他人の家を延焼してしまった場合、「失火責任法」により、基本的には私たちに賠償責任はないとされています。

ということは、

例えば自分たちが火の扱いにとても気を付けていたとしても、お隣さんの火事に巻き込まれてしまった場合は賠償責任を求めることができず、自分自身で負担する必要があるのです。

「何とも理不尽な・・」と思うかも知れませんが、それが日本の法律なので、自分たちで対策していくしかないのです。

その対策として必要になってくるのが「火災保険への加入」です。

火災保険は火災による建物や家財の損害を補償してくれます。

また、火災だけが補償の対象だと思っている方も少なくないですが、火災以外の自然災害も補償してくれます。

  • 落雷
  • 破裂・爆発
  • 風災・雹(ひょう)災・雪災
  • 盗難
  • 水濡れ
  • 水災

などもカバーしてくれるようになっています(正確な補償範囲は商品やプランによって異なります)。

最近だと集中豪雨や台風による水災も無視できない災害になっていますので、このような自然災害も補償してくれるのはとても助かりますね。

もしアナタがマイホーム(戸建て・マンション)を持っている場合、火災や自然災害による被害は本当に甚大なものになりかねません。以後のライフプランがマイナス方向へ大幅に変わってしまうことでしょう。

それに備えられる「火災保険への加入」は、もはや必須と言えますね。

taka
taka
ちなみに、寝タバコなどは重過失になるため、他人の家の延焼も補償しなければいけません。普段から火の扱いには気を付けるとともに、まだ火災保険に加入していない方は早急に検討することをお勧めします。

自転車保険

必要度:(5.0)
条件:家族の誰かが自転車に乗っている

自転車に乗る方は自転車保険も必要です。

最近は各自治体で義務化の流れになっているため、加入への意識を高めている方も多くなってきましたが、それでもまだ加入の必要性をイマイチ感じられないという方もたくさんいるようです。

ですが、実は自転車事故による高額賠償は数千万円にも達する事例が多数発生しているのが現実です。

個人的には「義務化などは関係なく、家族で乗る人が一人でもいるなら必ず加入しておくべき保険」だとハッキリと認識しています。

ちなみに、自転車保険の高額賠償事例は以下のようになっています。

賠償額事故の内容
9521万円小学5年生の男児が62歳女性と衝突し、女性は意識不明となった
9266万円男子高校生が24歳の男性会社員と自転車同士で衝突し、男性会社員は言語機能の喪失等の障害が残った
6779万円男性が38歳女性と衝突し、女性は脳挫傷などで3日後に死亡した
5438万円男性が信号無視で横断歩道を横断中の女性と衝突し、女性は11日後に死亡した
5000万円女子高生が夜間に無灯火で走行中に看護師の女性と衝突し、看護師に重大な障害が残った
4746万円46歳男性が信号無視し、横断歩道を渡っていた75歳の女性と衝突。女性は死亡した
4043万円男子高校生が赤信号の横断歩道を走行中、62歳の男性が運転するオートバイと衝突し、13日後に死亡した
その他上記以外でも3000万円を超える高額賠償が数件発生している。

「加入しなくても大丈夫かな?」と言っている方は、おそらくこの高額賠償の事実を知らないのではないかと思います。

また、自分が気を付けていたとしても、家族(特にお子さん)が事故を起こす可能性が高いです。上の表でも半分は子供の運転による事故となっています。

子供は自転車に乗る機会がとても多いため、お子さんがいる家庭では自転車保険は本当に必須なのではないかと考えています。

自転車保険は月額150円~200円で加入できるため、経済的な負担も非常に少ないです。この機会に是非加入しておきましょう。

ちなみに、先ほどから「自転車保険への加入」と言っていますが、自転車保険の中には他人のケガに対する補償である「個人賠償責任保険」も含まれています。

つまり、他人のケガや死亡による高額賠償に備えるためには、個人賠償責任保険に加入していればいいと言うことになります。

自転車保険が義務化されている地域でも、個人賠償責任保険に加入しておけば義務を果たしたことになります。

そのため、もしすでに個人賠償責任保険に加入している方は、新たに自転車保険に加入する必要はありません。その点だけ注意しておいてください。

自動車保険や火災保険に加入している方は特約ですでに付けている場合があります。契約書を見て「日常生活賠償特約(またはそれに近い名前)」という補償が付いていたら、すでに加入しているということになりますね!

掛け捨ての生命保険

必要度:(4.5)
条件①:自営業の家庭
条件②:お子さんがいる家庭

大黒柱にもしものことがあった場合、経済的にとても困る状況に陥る家庭は少なくありません。

そんな状況で役に立つのが「掛け捨ての生命保険」です。

何故貯蓄型よりも掛け捨ての生命保険が良いのかは「2.貯蓄型保険には大きなデメリットがあるため、加入の必要なし」で解説していますので、そちらを参考にしてください。

掛け捨ての生命保険といっても、種類は少ししかありません。「収入保障保険」「定期保険」の2つだけです。

この2つはどちらを選んでも良いですが、あえて選び方をアドバイスするなら

  • 保険料が少なく、無駄がない保障が欲しいなら収入保障保険を
  • 保険料は少し高いけど、高額な保険金を掛けたいなら定期保険を

このように選ぶのが良いでしょう。ちなみに個人的には収入保障保険がお勧めです。保険料が安くて保障のバランスが取れているので、好きなんですよね(^^)

さて、この掛け捨ての生命保険ですが、具体的にどんな人にお勧めなのでしょうか?

まず必要性が高いのは「自営業の家庭」です。

自営業は遺族厚生年金が貰えないため、収入保障保険の必要性はかなり高いです。もし奥さんが専業主婦の場合は、子供のいる・いないにかからわず、出来るだけ検討しておきたいですね。

また、「お子さんがいる家庭」の場合は、自営業でもサラリーマン家庭でも必要性が高くなります。

もし今後の生活費と学費を賄えるくらいの貯蓄があれば生命保険は必要ないのですが、そのような家庭は多くないと思います。

そのため、やはり子供が独立して独り立ちするまで、大黒柱に何かあった時の保障は欲しいところですね。

taka
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働き手に何かあった場合は家計に大きなダメージを受けてしまいます。遺族年金があるとはいえ、掛け捨ての生命保険は家庭にとって大きな助けになってくれるでしょう。

【おまけ】がん保険

必要度:(4.0)
条件:全ての人(特にがんに強い不安がある人)

これまで紹介してきた保険と比べると少し必要度は落ちますが、個人的にはがん保険も必要性は高いのではないかと思っています。

がんはステージが進んでしまった場合、治療は長期に渡るケースが多々あります。

確かに日本は公的保障制度が充実しています。

公的保障の例
  1. 治療費の3割負担(年齢によっては1割もしくは2割)
  2. 高額療養費制度(月の治療費が8~9万円くらいに抑えられる)
  3. 傷病手当金(会社員や公務員が病気やケガで会社を休んだ場合に手当金が貰える)
  4. 障害年金(障害状態になった場合に年金を受け取れる)

外国と比べるとかなり充実していると言えます。

ですが、それでも治療が数年単位の長期に及んでしまった場合、自己負担額はかなりのものとなります。

また、効果があるとされる先進医療の重粒子線治療や陽子線治療(治療費:250万円~300万円)や、厚生労働省が認可していない抗がん剤を使った自由診療などを頼る可能性もあります。

これらは健康保険がきかないため、一気に数百万円の治療費を請求される可能性も十分にあるのです。

もし今家族ががんになったら、そのお金を払うことができるでしょうか?

保険という商品は「安い保険料で、万が一の大きな出費に備えることができる」というのが本来の使い方だと思っています。

若いうちから入るがん保険は保険料が非常に安く(月額1,000円台で入れる)、万が一の事態になった時に大きな力になってくれますので、がん保険という商品は保険の中でもかなり理にかなっていると言えるのです。

個人的には「医療保険とがん保険のどちらか一つに加入する場合、どちらが良い?」と聞かれたら「がん保険!」と即座に答えます。そのくらい保険として役立つ設計になっていると思っています(良い商品の場合です。ダメながん保険は加入価値がかなり低いです・・)。

若いうちから加入する方が後から入るよりも結果的に支払う保険料の総額が安くなるので、この記事を読んだ今のうちからがん保険への加入について検討しておいて欲しいなと結構本気で思っています。

taka
taka
ちなみに、一度がんになってしまうと通常のがん保険に加入するのが難しくなります。なので、がん保険に興味がある方は今のうちに真剣に検討しておくことをお勧めします。